依頼者インタビュー(1/5)
最初に依頼した某法律事務所は
こちらの要望に応えてくれなかった
――まずは事故の状況をお聞かせいただけますか。
2012年9月、当時高校2年生だった次男が交通事故で亡くなりました。自転車で交差点の横断歩道を横断中、直進してきた車両と衝突したのです。
――事故後、すぐに弁護士をつけられたのでしょうか。
事故から半年ほどたった頃、知り合いのお世話になっている方に、●●法律事務所の〇〇先生を紹介していただきました。
――その弁護士の方の対応はいかがでしたか?
実際に依頼し、対応していただく中で、様々な不満が出てきました。まず、担当されるのが〇〇先生ではなく、同事務所の××先生になったことです。この先生は交通事故にあまり詳しい様子ではありませんでした。
さらに、加害者側の保険会社が、私達遺族に対し、加害者と間違えて2回も連絡してきたのです。この信じられないずさんさに対し、「保険会社の担当者に顛末書を書いてもらうなど、厳しく対応してほしい」と××先生にお願いしたのですが、なかなか連絡がつかず、結局、何もしてもらえませんでした。
その他にも、連絡が遅かったり、何度頼んでも現場に行っていただけなかったり、こちらの要望とすれ違う点が多々ありました。
また、××先生に警察署や検察庁への聴き取りに同行してもらった際も、横に座っているだけで適切な聴き取りをしてもらえず、当時はそこまで気に留めていませんでしたが、後にたくみ法律事務所に依頼して、信号の色が過失割合に大きく影響するため、当時から具体的に警察や検察に聴取をしていれば後の交渉や訴訟に大きく影響したということを知りました。
――そのような対応でもすぐに弁護士を変えなかったのは、やはり知人のご紹介であるという理由が大きかったのでしょうか。
お世話になっている方から紹介を受けて依頼している以上、紹介者の顔を立てなければいけない、泥を塗ってはいけないという気持ちがあり、××先生の対応には半信半疑ながらも弁護士を変えようとはなかなか思いませんでした。
加えて、また新たに相談に行くとなると、息子が亡くなったという話を何度も繰り返すのも苦痛でした。
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